◆路線価とは?
路線価とは、各道路いわゆる路線ごとに「国税局」が決定した土地の単価=1平方メートルあたりの価格のことです。
公示価格が国土交通省が設定するに対し、路線価は国税局が設定します。
この違いは、路線価は主に、相続税・固定資産税などの納税に関する計算の指標として用いられる点が上げられます。
その為、納税を管轄する国税庁の管理下にあるのです。
評価は、毎年1月1日を評価時点として、地価公示価格、売買実例価額および不動産鑑定士などの専門家の意見を踏まえて設定されます。
基本的に路線価は「公示価格と同水準の価格の8割程度」により評価された土地の単価が路線価となります。
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◆路線価の計算方法について
路線価の算出方法・計算方法は、基本として公示価格の8割が基準値となっております。
しかし、土地そのものの形状などの使い勝手、道路に接する間口や、接道関係によってその土地がもつ価値は異なってくるものです。
そこで、実際に公表される路線価については、幾つかの条件を加味した数値となっております。
路線価の付加条件として加味されるものは代表的なものとして
●奥行き補正
●側方路線影響加算
●二方路線影響加算
●三方路線影響加算
●四方路線影響加算
●間口狭小補正
●奥行き長大補正
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◆路線価の調べ方について
自分の土地を調べる場合、もしくは購入するエリアの路線価を知りたい場合はいったいどうすれば良いのでしょうか?
実は路線価は、エリアごとに路線にあわせて地図としてまとめられており一般向けに市販されております。(有料)
但し、不動産管轄エリアの税務署では、無料で閲覧することも可能ですから購入しなくとも路線価を知ることはできます。
尚、近年では、税務署だけでなく、都道府県内の主要の図書館などでも路線価台帳を閲覧出来るようになっております。
自分の不動産を保有している場合は、一度自宅近辺の路線価の相場なども調べてみてはいかがでしょうか?
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