◆日本で最も高い土地について
日本で最も路線価が高いエリアはいったいどこでしょうか?
これは既に有名ですが、銀座五丁目の銀座中央通り鳩居堂前です。
令和2年度の路線価の発表時点では堂々のトップ(35年連続1位)を記録しております。
尚、公示価格のトップは銀座四丁目の山野楽器銀座本店前です。
2位は銀座5丁目の対鶴館前、3位は銀座2丁目の明治屋銀座ビル前とトップ3はいずれも銀座です。
その為、路線価・公示価格ともに日本のトップは銀座であるということになります。
銀座は不動産が最も高いエリアとして有名ですが、近年銀座エリアの不動産は価格が上昇しはじめる傾向も見られております。
一時のバブル時代に記録した単価には及ばないものの、バブル期の下落時からは確実に上昇しているのは事実です。
2008年以降はやや下落も続きましたが、日本一の座は譲ることなく銀座のネームバリューが生き続けていることを意味しております。
尚、同交差点にもかかわらず鳩屋堂の反対側の路線価は多少低くなっております。
これは路線価の設定をする際に、稀に同一路線であっても接する方向によって見直し補正が行われている為です。
2012年度発表の地価公示では東京駅前の丸の内と大手町界隈のビル街の一角である丸の内2丁目の丸の内ビルディング前が2700万円(1平方メートル)となり銀座4丁目の山野楽器本店前の地価と並んだ年がありました。
最新のビルへの建て替えと建設ラッシュに沸いた丸の内エリア。
その年は千代田区の皇居近隣にある大手町2丁目も2080万円との評価が出ております。
関東大震災以降、全国的に土地の評価は下落しておりましたが、一部の商業地は逆に評価が高まる傾向を見せております。