◆不動産販売価格は相場が重要
実際の不動産の購入を検討する際に、この価格が本当に適正価格なのかどうか?
これはとても気になる点だと思います。
稀に、路線価を指標として不動産価格の適正価格を検討している方もいますが、この場合実際の売買価格との違いに驚かれてしまうことでしょう。
路線価格は、基本的に実勢売買価格を加味した公示価格の8割が基準です。
ですから路線価を基準に不動産探しを行う場合、検討に値する物件にいつまでも巡り合えない可能性があります。
不動産の売買価格は基本的に、近隣の売買事例、相場を加味しておおよその範囲で妥当な金額設定がされております。
当然、売れ残り時の事も想定し、利益率を高めに設定し相場以上の価格で販売している不動産業者も存在しますが、それでもある程度の範囲で相場に近い価格設定をしております。
これは、売主である不動産業者でさえも実際の販売価格設定をする事が難しく、相場を頼りに根付けをしているのが現状である為です。
実際、東京汐留のマンション建築のラッシュ時にマンションがやや相場よりは割高?と思われる価格設定で販売された際も結果を見ると即日完売という結果でした。
更に、その2年後には価格が1.5倍まで膨れ上がるような現象も起きております。
不動産の適正価格の設定は、不動産の販売会社でも難しいもの。
尚、不動産の高騰は前項でも解説してきた通り、一部の地域に集中して継続する流れが今後も続いてくのかもしれません。